年賀状に使えるペンはこれだ!
年賀状を書く季節になりましたね。
今回は年賀状にいろいろなペンを試してみました。
まず、本文(通信欄)編。
年賀状にも普通紙、インクジェット紙、写真用紙(光沢のあるツルツルしたもの)がありますよね。
日本郵便のHPによると
https://www.post.japanpost.jp/question/51.html
普通紙はなんでも書けますが、インクジェット紙は万年筆とシャープペンが適さないということです。
さて、実際に試すとこうなりました。
おかしいな~ インクジェット紙に万年筆が書けてしまった。
こうしてみると、明らかに書けないのは写真用紙に万年筆とシャープペンだけですかね。
写真用紙に色鉛筆は画像ではいまいちですが、思ったよりは書けました。
インクジェット紙にシャープペンも意外と書けるようです。
ただ、インクジェット紙に万年筆は適さないと思います。何度か書いてみると、書けないことがありました。
日本郵便さんの言うとおり、適さないと思いますが、まれにうまくいくこともあるみたいです。
(普通紙、インクジェット紙は実際の年賀はがきです。写真用紙は用意できなかったので、
コクヨ写真用紙高光沢KJ-D12H-20を使用しました。※この商品の裏面はインクをはじきます。)
今度は写真用紙(光沢紙)の色の濃い部分に一言添えたいとき、どんなペンがいいのか試してみました。
下地の色に影響されない不透明インクの特性がわかりやすい白で書いてみました。
(デコレーゼだけ白が手元になかったので別色で)
私はポスカ、シグノがおすすめですね。
ペットボトルにも書けるというポンキーも試してみましたが、ちょっと写真は苦手のようです。
次は宛名編です。
日本郵便のHPによると
https://www.post.japanpost.jp/question/50.html
普通紙、インクジェット紙とも同じだということなので、なんでも書けそうですね。
写真用紙(光沢紙)の宛名面は少し違った気がしますが、種類があるようなので、今回は試せませんでした。
いろんなペンで試してみたので、参考にしていただければ幸いです。
急に字がうまくなったとお感じの方、そのとおりです、うまい人に書いてもらいました。
万年筆では、字幅が太くなるとにじみが出やすいようです。
それでも、読みにくいということはないので、気にすることはないかもしれませんね。
さて、ここまで見ていただきましたが、書けるペンをもっと確実に見つける方法があります。
それは、実際にお使いになる年賀状を店頭にお持ちいただいて、店頭で試していただく方法です。
スタッフにお声をかけてみてください。試せないペンもありますが、試せるペンもたくさんあります。
ぜひ、文具館コバヤシをご利用ください!
気になる文具を試してみました Vol.2
今回は濡れた紙にも書けるペンを試してみました。
メーカーさんの説明に、水中で書けるとは全く書いてないのですが、
より違いがはっきり出るかなと思い、超どしゃ降りを想定して水中で書いてみました。
こんな感じです↓
試したペンは次の8本です。
①普通の油性ボールペン
②三菱鉛筆 パワータンク
③トンボ鉛筆 エアープレス
④パイロット ダウンフォース
⑤HBの鉛筆
⑥事務や採点用の赤鉛筆
⑦絵を描く用の色鉛筆
⑧三菱鉛筆 ダーマトグラフ(油性)
結果はこんな感じでした↓
やばい、意外とみんな書けてしまった。
何度か書いてみたのですが、一番安定していたのは鉛筆でした。
ダーマトグラフも良かったと思います。
線が太くても良ければマーキングチョークも書けると思います。
ボールペンは、うーん、写真を見ていただいた通りなのですが、
メーカーさんの名誉のために、これだけは言っておきたいです。
写真では普通のボールペンも書けてますが、書き続けると書けなくなります。
文具館コバヤシを2回書くと2回目はもう書けない感じです。
ですから、濡れた紙にボールペンで書く時は、専用のボールペンをお勧めします!!
さて、水に濡れている物にも書けるペンと言えば、シャチハタのウエットライトも忘れてはいけません。
こちらもカタログに水中で書けるとは一言も書いてないのですが、やってみました。
いわゆる普通の油性フエルトペンとの違いを見てください。
まず、普通のフエルトペンです↓
ペンを水に入れた瞬間にインクが流れました。
仕様範囲外で使っているのですから当たり前ですよね。ごめんなさい。
次にウエットライトです↓
頑張ってます。
書けなくないです。無理させてすみませんといった感じです。
次に仕様範囲である水に濡れた状態の金属に水の外で書いてみました。
さすが!しっかり書けました。
ちなみに、ウエットライトは濡れた紙には書けませんのでご注意ください。
いかがでしたか?
梅雨の時期、どうしても雨の中でメモを取らなければいけない事態になった時、
雨に負けないペンがあることを思い出して、使ってみてください!
最後になりましたが、水中で書くという無理な実験に応えてくれた素晴らしい紙をご紹介します。
オキナ プロジェクト耐水メモです。
ノートタイプやメモタイプがあります。
ぜひ試してみてください。
使えるメモ帳です。
気になる文具を試してみました
気になる文具を試してみました。
今回は「ガンジー インキ消」
ボールペン用と万年筆用がありますが、今回はボールペン用を試してみました。
中はこうなってます↓
さらに瓶の中はこんな感じです。
さっそく試してみました。
使用方法は、消したい部分に白液をたらし、余分な液を吸取り紙で吸取り、青液を刷毛で塗ります。
青液のツンとくる匂いが理科の実験っぽくてワクワクします。
まずは油性ボールペン各種、従来のインキから人気の低粘度油性インキまで。
結果はこちら↓
従来の油性インキはしっかり消えて、低粘度インキは消えにくいようです。
染料インキは消えて、顔料が入っているインキは消えにくいという結果でした。
次に水性ゲルインキの結果はこちら↓
こちらも染料インキは消えやすく顔料インキは消えにくいようです。
消したい線のまわりに液が滲みて白く変色するようです。
次は水性ボールペン↓
サインペン↓
消せるものは劇的に消えますが、消せないインキは頑として消えないのが面白いです。
色画用紙などの色も・・・
消えてしまうようです。
結果をまとめますと、
1.相性のいい染料インキは劇的に消える。
2.顔料を含むインキは消えにくい。
3.液体を使うので、細かい部分を消すには難しい。(液が滲みて紙が変色する)
4.楽しい。
化学を感じる文具「ガンジー インキ消 ボールペン用」は
株式会社カズキ高分子さんから800円+税で発売されています。
文具館コバヤシ全店でお買い求めいただけます。
文具好きの皆様でしたら、結構楽しめると思いますよ。
以上、気になる文具「ガンジー インキ消 ボールペン用」を試してみました。
文具館コバヤシTVCM 「家康の鉛筆」篇 「家康のコンパス」篇
2014年第18回静岡県CMグランプリのテレビ部門で優秀賞を受賞したCMです。
静岡の方はテレビでご覧いただけましたでしょうか?